
Johnston&Murphy(ジョンストン&マーフィー)
ブランド・生産国:アメリカ
創業年 :1850年
価格帯 :1~5万円
有名モデルや木型:アリストクラフト
1850年、イギリスからの移民である靴職人ウィリアム・ダドレーがニュージャージー州に店を構える。その年、フィルモア元大統領に靴を製作して以降、160年以上に渡り、歴代大統領の靴の製作を手掛け、それは今なお続く伝統として継承されている。1884年、ジェイムス・ジョンストンとウィリアム・マーフィーの二人が経営者,になったことで、“JOHNSTON&NURPHY”が誕生した。
ブランド発祥の地、米国から最高級の素材と工程を経て製作されるインポート商品のほか、国産商品では、日本人向けに製作された木型(ラスト)とハンドソーンウェルト製法で仕上げた“Traditional Line”、独自開発した撥水レザーに微発泡ラバーソールを組み合わせた“Business Line”を展開しています。
足への負担の軽減や全天候に対応できる仕様を通じて、様々なビジネスシーンに活躍してくれます。
アメリカの代表的なシューメーカー、ジョンストン&マーフィー。160年を越える歴史と、歴代アメリカ合衆国大統領の足元を飾ってきた実績がその確かな技術力を証明しています。 ライオンに支えられた王冠が刻まれたエンブレムは、その中でも最高の素材と技術を駆使して作り上げたシリーズになります。ラスト(木型)の前半部分と後半部分で異なるサイズを組み合わせたコンビネーションラスト。後ろにサイズの小さいパーツを用いることで、トウからウェストが美しいラインを描き出します。小振りなヒールカップは高いフィット感を可能にします。アウトソールとインソールの間に詰め込まれるコルクは練りコルク。調合したコルクが乾く前に、職人の手作業で隙間なく塗り込み、その後24時間かけて乾燥させます。履き込むうちに履き手の足に馴染み、自分だけの一足に仕上げるためには欠かせない要素です。
公式サイトより引用
英国の靴職人が手掛けたアメリカンシューズ、ジョンストン&マーフィー
ジョンストン&マーフィー(JOHNSTON&MURPHY)は、1850年にイギリスから渡米してきたウィリアム・ダッドリー氏が設立したアメリカのシューズブランドです。イギリスの靴作りとアメリカの靴作りが融合した堅牢で風格あるジョンストン&マーフィーの靴は、歴代の米国大統領をはじめとする世界中のVIPに愛用されてきました。
歴代アメリカ歴代大統領が履くジョンストン&マーフィー
ジョンストン&マーフィーが創業した1850年、当時のアメリカ大統領ミラード・フィルモアに愛用されて以来、リンカーン、ルーズベルト、ケネディ、ニクソン、そしてオバマに至るまで、歴代大統領の靴を作り続けています。そのことからジョンストン&マーフィーは、アメリカントラッドシューズの正統派というべき存在と言えるのです。
なかでもCrown Aristocraft Lineは最上級の素材が用いられる最高峰ライです。
熟練の職人がグッドイヤーウェルト製法で丁寧に作り上げ、ソールの張り替えが容易であるためアッパーを傷つけず長持ちします。加えてCrown Aristocraft Lineには練りコルクが使用されているため、足に馴染みやすいという特徴もあります。
ラストには前部が大きく後部が小さいコンビネーションラストが採用されており、靴のつま先からウェストにかけての流線的なフォルムを実現しています。また、ラストの後部が小さいため、かかとの安定感も高いです。
日本人の足にフィットするジョンストン&マーフィーの国内生産モデル
ジョンストン&マーフィーにはTraditional Lineというラインがあります。これは日本人の足型に合わせたラストが使用されているラインです。見た目はアメリカントラッドな雰囲気の靴ですが、履き心地や機能性は日本人のために考えられています。
特徴は、甲の肉付きを内振りにしている点です。これによって日本人の足に自然にフィットするほか、ヒールカップが小さいため、かかとも安定します。
ウェルトは中底に直接すくい縫いで縫い付けるため、ソールの返りが良いです。この利点を損なわないように採用されているのがスペードソールで、踏みつけ部分のミッドソールを二重にしているため、返りの良さが保ちつつ耐久性を向上させています。
ジョンストン&マーフィーの歴史
1850年、ウィリアム・ダッドリー氏が英国から渡米。ジョンストン&マーフィーの前身となる製靴事業を開始。
1880年、ジェームズ・ジョンストン氏がダッドリー氏のパートナーとなる。その後、ダッドリー氏が他界。
1884年、ジョンストン氏がウィリアム・マーフィー氏を迎え入れ、ジョンストン&マーフィー社としてスタート。
革靴ブランド辞典より引用