
Edward Green(エドワード・グリーン)
ブランド・生産国:イギリス
創業年 :1890年
価格帯 :10~20万円
有名モデルや木型:チェルシー、ドーバー、バークレー、カドガン、202、915、606、82
1890年、エドワード・グリーン氏はノーザンプトンの小さな工場で紳士用の手作り靴を作り始めました。
瞬く間に「英国でも稀代の才気煥発な靴職人」として名声を上げることになります。
そのような名声や名誉を得る背景には、彼の美徳を追求する信条や卓越した職人技がありました。
「でき得る限りの上質を求める」という氏の明快な哲学は今日に至るまで続いています。
洗練され、履き心地が良く、頑丈。かつ軽快でスタイリッシュ。
そんな靴一つ一つは、最高級品質のカーフスキンを使い、職人による伝統的な手作業で作られます。
グッドイヤーウェルト製法の靴の最高峰としてエドワード・グリーンは着実に歴史を刻んでいます。
それは万国に共通する魅力を持った、一目見ただけで見分けがつく英国の靴です。
エドワード・グリーンの靴はどのようにして作られているのか、その製作過程をご紹介します。
各製作工程に分かれたチームは、経験豊富な職人とその徒弟でグループを組み靴を製作します。
注意深く管理された組織内の養成プログラムの下、技術は厳格な独自の標準規格により維持。
それぞれの工程で施された作業の痕跡は、芸術的結晶として製品化された靴に反映されます。
エドワード・グリーンの靴の保管方法。
下記のような幾つかの簡単なガイドラインによって靴の寿命を補助できます。
履くときにはシュー・ホーンを使用しましょう。靴を履きやすくし、かかとのダメージをやわらげます。
靴は毎日続けて履くのではなく違う靴を履くことをお勧めします。
靴を履いた後は必ずすぐにシュー・ツリーを入れてください。
靴がぬれた場合は、湿った布で汚れをふき取り、シュー・ツリーを入れ、高温の場所を避け自然乾燥させます。
乾かして「休息」させた靴にはワックスを少し塗ります。特にウェルト部分は柔らかい布でポリッシュしましょう。
ウェルトされたレザー・ソール及びにラバー・ソールは簡単に取り替え修理することができます。
公式サイトより引用
エドワード・グリーン(Edward Green)は数ある英国紳士靴の中でも特に高い評価を受けていて、その比類なき履き心地の良さから「伝説の靴」と称されています。代表的なモデルは「ドーヴァー」や「チェルシー」などが挙げられます。
エドワード・グリーンの魅力は何と言っても履き心地の良さです。一方、デザイン面はというと、エドワード・グリーンと他のブランドとを比べても、「際立った」違いはありません。しかも「ジョンロブ(John Lobb)」をはじめ、イギリスには「最高級」と呼ばれるシューズブランドがエドワード・グリーン以外にも多く存在しています。
ではなぜ、「伝説の靴」とまで称されるのでしょうか?
それは、英国靴、紳士靴、あるいはドレスシューズというカテゴリーにおいて、エドワード・グリーンは極めて堅実なもの作りをしているブランドだからかもしれません。
革や木型などの素材選びから靴作りに用いる製法まで、一切の手を抜かないという姿勢がエドワード・グリーンの強みであり、多くの人を魅了し続けている理由でもあります。
このように保守的で堅実な姿勢が、エドワード・グリーンの最高級の履き心地を実現させているのです。
スタイリッシュであることも大事だけれど、とにかく質を高めること。
それが創設者エドワード・グリーンの信条でした。
エドワード・グリーンの靴を直接手に取ったことのある人は、まずクオリティーの高さが目に付いたのではないでしょうか?
高度な質を提供してくれる要因は、エドワード・グリーンが持つ靴作りの技術にあります。
エドワード・グリーンでは各工程でチームを分け、経験豊かな職人とその徒弟とでグループを組み、手作業で靴作りを行っていきます。ここで用いられる伝統的な技術は、厳重に管理された組織内養成プログラムのもと、独自の標準規格によって維持されているそうです。
靴作りに使うラスト(木型)にはフィッティングを最重要視したものを、そしてカーフスキン(子牛のなめし革)は南ドイツ産の最高級のものを用意するなど、技術面だけでなく素材選びまでがストイック。
創設者エドワード・グリーンは「でき得る限りの上質を求める」という哲学を持っていました。彼の意志は多くの人からの賛同を得て、今日まで変わらずに続いてきたのです。
そんな生真面目なスタイルに、私たちはエドワード・グリーンの魅力を見出しているのかもしれません。
日本で好まれるエドワード・グリーンのデザインを挙げるとすれば、ベーシックな「チェルシー」や、頑丈かつ履きやすいカジュアルな「ドーヴァー」などでしょうか。どちらもエドワード・グリーンを代表する王道です。全体の曲線的なフォルムが柔らかい印象を与えてくれます。
現在、イギリスのシューズブランドは日本でも人気があります。それは彼らが採用しているグッドイヤーウェルト製法が、いかに丁寧で素晴らしい仕事なのかが理解されたからでしょう。
多くのイギリスのシューズブランドと同様に、エドワード・グリーンでもグッドイヤーウェルト製法が採用され、その製法の価値を日本に広
1890年、エドワード・グリーン氏が3人の息子と共にイギリスのノーサンプトンで靴の生産を始めたことが、シューズメーカー「エドワード・グリーン」の歴史の始まり。靴職人として類稀な才能を発揮したエドワード・グリーンの評判はあっという間に広まる。
1970年代、経営難の憂き目に遭い、一時は廃業の危機に。
1983年、イタリアでデザイナーをしていたジョン・フルスティック氏が買収するかたちで再建。多分に英国的だったエドワード・グリーンの靴に少しずつ洗練さを加えることで名声を得る。
1980年代以降、バーニーズニューヨークのために特注のシューズを生産、ラルフローレン(Ralph Lauren)と靴を発表するなど、コラボレーション活動にも積極的に取り組んでいる。
革靴ブランド辞典より引用
1890年、エドワード・グリーンがイギリス、ノーサンプトンで靴ブランド「エドワードグリーン」を設立。
エドワードグリーンについて
エドワードグリーン(EDWARD GREEN)は、イギリスを代表するビスポークシューズブランド。
洗練されたブリティッシュテイストを妥協なき最高級の品質で体現。素材には最高級のカーフスキンが使用される。オリジナルで開発したブラウンのアンティーク加工の美しさが特徴。日本ではドーヴァー、チェルシーなどが人気モデル。多くのイギリスのビスポークブランドのようにグッドイヤーウェルト製法を採用しており、接地面がダブル、土踏まずがシングルのダブルソール(スペードソール)が多い。
創業者のエドワード・グリーンはブランドについて「“We are young enough to be conversant with present day ideas and needs, but old enough to apply the principles of shoe-making correctly”(現代のアイデアやニーズに精通するほどしなやかであるが、靴の本質は熟知している)」という言葉を残している。
エドワードグリーンの歴史は、1890年、エドワード・グリーンが3人の息子と共に、イギリスのノーサンプトンで靴の生産を始めたことに始まる。1970年代に一時、経営が傾くが、80年代、イタリアの靴デザイナー、ジョン・フルスティックがブランドを買収するかたちで継承。モダンなフォルムを取り戻し、靴の一躍トップブランドに返り咲く。以降、過去の伝統を大切にしつつ、ファミリービジネスで展開している。
また、エドワードグリーンは80年代以降、ファッションブランドとのコラボレーションも積極的に行い、ラルフ ローレン、ブルックスブラザーズとの靴、バーニーズ ニューヨークのために特注のシューズ、ハーディ エイミスとのコラボレーションシューズなどを発表してきた。
ファッションプレスより引用