
Danner(ダナー)
ブランド・生産国:アメリカ
創業年 :1932年
価格帯 :3~7万円
有名モデルや木型:ブーツ、マウンテンライト、ポストマン
アウトドアブーツの定番ブランドとして愛されるDanner。創業以来、長きに渡り履く人の業種や使われ方を考えてブーツを作り続けてきた。
その高い技術から「最も理想的なブーツ」という地位を確立。世界初のゴアテックスを採用したブーツを製造したとしても知られている。
いかなる時代の変化にも個性を失わず、現場で本当に実力を発揮する最高品質のブーツ。
1932年チペワフォールズでチャールズダナーが安い仕事用ブーツを5人の労働者と一緒に作り始め、一足4ドルで売ることから始まる。チャールズダナーがオレゴン州ポートランドでビジネスを展開。当時、質の高いチョークロガーを作り始めて一足20ドルで売り始める。
1959年、アメリカで初めてビブラムソールを用いたシューズを開発し、ダナーのマウンテントレールが一番登りやすいブーツとバックパッカー雑誌に取り上げられ、ダナーは ハイキング業界でプレミアなブランドとなりました。1979年には、靴企業では初めて”ゴアテックス”を使用したシューズを展開し、「ダナー」ブランドは確固たる地位に。
「軽量」で「快適」、1足、1足を厳選された素材で、時間をかけて丹念に手作業でシューズを作り上げる、というスタンスは今でも変わらない。
History of Danner
1932 Founding 創立
“可能な範囲の中で最も優れた靴を作る”というポリシーを掲げ、5人の職人と共にウィリアム・ウィエンハーグと彼の甥、そしてチャールズ・ダナーによってウィスコンシン州・チペワフォールズで、ワークシューズメーカーとしてそのビジネスをスタート。
1936 To Portland ポートランドへ
オレゴン州のポートランドに拠点を移し、チャールズと2人の息子と共に北西部の太平洋岸で働く人々(樵)に向けて靴底に鋲の付いた靴を販売し始める。ビジネスは決して楽ではなかったが、創業当初からのポリシーを一貫して貫く事によって第2次世界大戦中と大戦後には、“造船所の靴”と呼ばれる樵の作業靴メーカーとして有名に。
1952 Adoption of the Vibram Sole ビブラムソールの採用
ビブラムソールのパフォーマンス性を早くから認め、アメリカ国内において初めてイタリアからソールを輸入し採用。
1961 Birth Masterpieces of hiking boots ハイキングブーツの名品誕生
ジョン・F・ケネディーが大統領になった頃から、多くのアメリカ国民は、これまで以上に健康に対して意識を持ち始め、次第にハイキング・バックパッキング・登山がメジャーになっていった。それにともない、ダナー社は、ワークブーツだけでなくハイキングブーツも扱えるよう生産ラインを変更。ワークブーツ以外の靴として最初に作られた靴は、山歩き用の靴でエルクハンターと名付けられ、そのすぐ後にマウンテントレイルが生まれた。マウンテントレイルは、当時のバックパッカーマガジンによって、12社を越えるハイキングブーツの中から最も優れた靴として認定された。マウンテントレイルは後に仕様変更され、現在のマウンテンライトの原型となった名品である。
1979 Birth of Danner Light ダナーライト誕生
世界初のゴアテックス採用ブーツゴアテックス社との共同開発により、靴に採用する事が難しいと言われていた防水透湿素材のゴアテックスを世界で初めて採用する事に成功した。その靴はダナーライトと名付けられ、その翌年から販売を開始。現在でも完全防水ブーツの代名詞となっている。
公式サイトより引用
機能性の高さで他の追随を許さない、ダナー
ダナー(Danner)は1932年にチャールズ・ダナーによってアメリカで立ち上げられたブーツブランドです。チャールズ・ダナーが森林伐採用のブーツを5人の労働者と共に作り、一足4ドルで売ったことがダナーの始まりでした。当時のダナーのブーツには鋲(びょう)が打ち込まれていたそうです。
ダナーのブランドコンセプトは、「ダナーの靴を履く人が不便を感じずに、使いやすく耐久性に富んだ靴を作る」で、創業当時から現在までその姿勢は変わっていません。現在、ダナーはアウトドアやワークだけでなく、ミリタリーやクラシックなどの様々なモデルを展開しています。
ダナーの製法
ダナーは「ダナー式ステッチダウン製法」という製法で靴を作っています。ステッチダウン製法とは甲革の端を表底に貼り付け、出し縫いを行う製法で、軽さや履きやすさが特徴です。
ダナーではそのステッチダウン製法を基本とし、253にも及ぶ手作業の工程でブーツを制作しています。完成した靴は欠陥がないよう4種類の品質チェックを受け、その検査に合格したものだけがダナーのブーツとして出荷されています。
この製法で作られたダナーの靴は、履き慣らさなくても快適な履き心地を持ち、壊れにくく丈夫です。
新素材を取り入れるダナーのブーツ
ダナーのブーツで特徴的なものとして、ビブラムソールがあります。ビブラムソールは登山家であるヴィターレ・ブラマーニにより開発された、軽さや耐久性、機能性が高いラバーソールのことです。ダナーはこのビブラムソールの性能を早くから見抜いており、アメリカ国内においてははじめてイタリアからソールを輸入して、ブーツに採用しました。ビブラムソールは軽くて減りづらい上にグリップ性能も高いので、アウトドアで使用するには非常に機能性が高いソールと言えます。
ダナーのブーツでもう1つ、革新的な素材を使用したものとして、ゴアテックスがあります。ゴアテックスは防水性と透湿性を両立させた新素材で、アウトドア用品やレインウエアなど、様々なものに取り入れられている素材です。
ゴアテックスは靴に採用することは難しいと言われていましたが、ダナーはゴアテックス社と共同開発し、はじめて靴にゴアテックスを取り入れることに成功しました。この靴は「ダナーライト(Danner Light)」として発売され、ダナーを代表するブーツの1つとして発売されています。ダナーライトにはフルグレイン防水レザーとコーデュラナイロンに加え、ライナーにゴアテックスが使用されており、モデル名の「ライト(Light)」は、重いブーツが主流の時代に軽さをブーツの売りにしたため名付けられました。
「ダナーライトII(Danner Light II)」としてデザインや素材をアップデートした後継モデルも発売されています。
ダナーの歴史
1932年、5人の職人と共にチャールズ・ダナーがワークシューズメーカー「ダナー」を設立。
1936年、靴底に鋲がついた靴の販売を開始。
1952年、ビブラムソールを使用した靴の販売を開始。
1961年、ワークブーツだけではなくハイキングブーツを扱えるように生産ラインを変更。この変更は、当時健康への意識の高まりから登山やハイキングが流行していたことが背景にある。また、バックパッカーマカジンの最も優れたハイキングブーツにダナーのブーツが認定される。
1979年、ゴアテックス社とダナー社で共同開発したブーツ、ダナーライトが発売される。
革靴ブランド辞典より引用
ブランドのはじまり
1932年、チャールズ・ダナーらによって「ダナー(Danner)」がスタート。
ダナーについて
「ダナー(Danner)」はアメリカのブーツブランド。1932年にアメリカウィスコンシン州で創業。ダナーが、最初に作ったブーツは森林伐採人用のもので、靴底には鋲が打ち込まれている靴だった。
「実際にダナーの靴を履く人が、不便を感じずに、使いやすく耐久性に富んだ靴を作る。」がブランドコンセプト。
1952年にはアメリカで初めてビブラム・ソールを用いて、登山用ブーツを作り出す。
1961年、ハイキングブーツ「エルクハンター」を発表。ワークブーツ以外では最初に作られたもので、そのすぐ後、マウンテントレイルが誕生した。
1979年、世界初のゴアテックスを採用したブーツ「ダナーライト」を発表。ソールにはビブラム・ソールを採用。それ以前はシューズにゴアテックスを採用することは難しいと言われており、世界で初めて採用する事例となった。
現在ではアウトドア、ワーク、ミリタリー、クラシックなど様々なモデルを展開。日本でも多くの販売店がある。
ファッションプレスより引用